2010年01月19日

第五巻拾七回  腐女子を巡ったエトセトラ(080910)

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
仇花の記憶~ショタやおい雑話~

第五巻拾七回  腐女子を巡ったエトセトラ
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
御機嫌よう。葡萄瓜でございます。
さて、つらつらと綴って参りましょうか。

腐女子に関係する解析分析本やエッセイ刊行が
一種の商法になり得ると確信された成果かどう
か判りませんが、一つ慌しい動きがございまし
た。
『となりの801ちゃん』と言うエッセイ漫画が
アニメ化され、(恐らく)地上波にて放映され
るという目論見がつい先日、八月十九日付で発
表されたと言うのです。公式サイトも立ち上げ
られておりました。
しかし状況は更に急転直下します。
八月二十八日の段階で、その公式サイトが消失
すると言う状態になっておりました。403エラー
と言う状態ではなく404エラーと言う状態になっ
ていたのです。
これ程面妖な状況はないのではないでしょうか。
申し添えれば、放映を予定指定していた局は東
京に基点を置くVHS局群の内の一翼でありました。
製作発表の報もあったと小耳に挟んでおります。
それが何故僅か十日で状況が変化したのであり
ましょうか。

そもそも『となりの801ちゃん』は個人BLOGを経
由してインターネットWEB上で発表されていた日
常雑記の様なものでありました。視点の面白さ
から注目を浴びていたのもまた事実です。
その面白さを買われて書籍化され、そこから波
及してドラマCD化、そして実写ドラマDVD化、
更に別バージョンのコミック化の流れがあった
と記憶しております。
とは言え、題材が題材でございますから流石に
ここ迄で流れは止まるだろう、と言う見方が強
かった筈です。実写ドラマ化されたとは言え流
石にDVD化での頒布に抑えられておりましたし。
それが地上波で放映されるアニメになると言う
のです。恐らくは概ね書籍で提示された様な内
容で。
個人の意見を申し上げれば、この時点で暴挙に
近いと認識しました。確かに801ちゃんはキャラ
クターとして色彩豊かな存在では有りますが、
実態はといえば一市井人です。キャラクターと
して用いられている姿も実は他の目的で生み出
されたキャラクターの借用です。
加えて放映局を確認した時点で筆者は更に呆然
と致しました。敢えて多くは申し上げません。
『となりの801ちゃん』を読めば察して戴けます
と申し上げます。ナマモノ同人に関する禁忌に
倣う訳ではございませんが。
そして、急転直下の放映中止の報。
筆者が愚考しますに、作品内容の解釈に関して
相当な齟齬が飛び交った結果ではないかと思え
てしまいます。譲歩案が無かったとは考えてお
りません。いざとなれば所謂ゆるキャラを題材
としたアニメであるとの強弁も選択肢にあった
のではないかと愚考しております。
それでもなお鳴り物入りの告知を急転させて中
止にしたのは…認識の差異の激しさが一因であ
ろうかと。

腐女子相手に商法が展開されるのはある程度致
し方ありますまい。それが無い事には潤沢な作
品及びメディア媒体流通は有り得ない訳ですか
ら。
しかし、腐女子を商業媒体に起用するのは未だ
時期尚早と愚考します。マスメディアの中での
腐女子の位置付定義付が今だ曖昧且つ恣意的解
釈可能な状況でございましょうから。いざとな
れば全く違う条件の人を指して「この人こそ腐
女子である」と言い出しかねない状況です。
いえ、一部では既にそう言う意図的な誤用が見
受けられます。
そう言う情況の中で『801ちゃん』が地上波放映
された場合…毀誉褒貶の矛先が最終的に何処へ
向けられたのだろうかと不安を抱きます。
エッセイ漫画としての『801ちゃん』の面白さを
抹消してしまう様な動きが出て来はしなかった
だろうか、と。経緯を知らず敬意を払う事も無
く。それも又暴挙の齎す悲劇でしょう。

後から捕捉される情報を視ますに、本当に雲の
上だけで始動と終了が指示された様な印象を受
けてしまうこの一連の動き。
これから腐女子商法を展開しようと考える方々
に対する一本の釘となってくれれば良いが、と
つい祈ってしまいます。筆者一人の杞憂或いは
妄想で済んでくれればそれに越した事は無いの
ですが。

さて、此度はこれにてとりあえず筆を擱かせて
戴きます。
では次号配信まで、御機嫌宜しゅう。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

=======================
仇花の記憶~ショタやおい雑話~
第五巻拾七回 2008.9.10発行
posted by 葡萄瓜XQO at 19:14| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | バックナンバーより | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック