2010年02月11日

第七巻参回  BLみそひともじ彷徨纏め・参(20100210)

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仇花の記憶~ショタやおい雑話~

第七巻参回  BLみそひともじ彷徨纏め・参
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御機嫌よう。葡萄瓜でございます。
さて、つらつらと綴って参りましょうか。

今回は第五巻弐拾壱回および第六巻九回にて
お送りしました企画を再び、と言う事で筆者が
別口で運営しておりますBL特化短歌ブログ「BL
みそひともじ彷徨」の過去掲載作品を拾い纏め、
御肴に供したいと思います。
お愉しみ戴ければ幸いです。

○●○

片恋の清算をする金曜日
始めぬ恋は静かに埋めて

初恋の味と言い張る滴りを
辟易しつつ転がしている

サヨナラをいつ切り出すかと指を折る
突き撥ね愛情それさえ尽きた

ひっそりと均一傘を処分する
あれやこれやの想いとともに

猫の目の如き天気に右往左往
吾弄ぶ君もその他も

戸惑いは恋知る前の欲由来
愛を暫しの言い訳として

襟足の毛筋ひとつも愛しくて
盛夏前にし暫しの思案

不意の雨寄り添いながら一つ傘
濡れて行くには口実が要り

空調のほんの少しの冷ややかさ
暖を求めて横の手握る

一先ずは一筆箋を選びおく
絵柄にて言う駆け引きも良し

ただ五文字それを書けずに咳払い
肌を重ねて誤魔化している

恋文の裏に用件書きなぐる
いずれ捨てると覚悟の上で

空梅雨に振り回されて空笑い
些細な慕情の補給も出来ず

僅かなる背中合わせの温みかな
誰に憚る影心中に

替え下着フリーサイズで用意する
君緩やかに吾満ち溢れ

夕立に心の中で手招きす
MorningWoodの身を持て余し

口実を得ては寄り添う相手見て
吐息深める贅沢身上

傘開く昇る臭気とへの字眉
それ視て笑う共犯愛し

引っ込めるふとした拍子に絡む指
引き戻されて強く握られ

安らぎはひとつ布団のその中に
舐めるな触るな獣になるな

遠目にてレインポンチョのシルエット
閉じ込められた熱気を想う

残り香の不意打ち喰らい眉顰め
ファブリーズする二仕事後

床一面脱ぎ散らかしたシャツの群れ
二人の匂いが染み付いている

重なった脂肪愛しき…訳もなく
共に剥ぎ取る日々細やかに

淡々とトラックバックを蹴返す
恋文ならば少しは自重

戸惑いは速乾シャツの隙間から
恥らうならば隠せよ莫迦が

ネクタイをゆるめ解きつ物思い
いっそ縛るか自分のものと

土用丑二人連れ立ちひつまぶし
他の予定は今まだ白紙

○●○

此度はこれにてとりあえず筆を擱かせて戴きま
す。次号配信まで、御機嫌宜しゅう。

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仇花の記憶~ショタやおい雑話~
第七巻参回 2010.2.10発行

文責:葡萄瓜XQO
posted by 葡萄瓜XQO at 00:00| 大阪 🌁| Comment(0) | バックナンバーより | 更新情報をチェックする
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