2012年11月25日

第九巻弐拾壱回  回顧の一助・前編【2012.11.10発行】

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仇花の記憶~ショタやおい雑話~

第九巻弐拾壱回  回顧の一助・前編
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**第七巻弐拾号より横幅を
        若干拡げて配信しております**

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2011年3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震
(東北大震災)にて罹災した皆様方に心からお見舞い
申し上げます。
居住地の差異の為たまたま罹災しなかった筆者に出来
ます行動は限られておりますが、幾許かが皆様の潤い
に繋がりますならば幸いです。

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御機嫌よう。葡萄瓜でございます。

今回は筆者がメモ代わりにまとめた「BL回顧年表」か
ら言葉の出典を主にした重要な事項を適宜抜粋し、某
かのお役に立つ様前後編に仕立てて供します。
参考文献・出典は可能な限り記します。

〇●○

1978 年 10 月 1 日
『comicJUN』(サン出版・刊)創刊

1979年2月1日
『comicJUN』3 号、『JUNE』と改題され刊行される。
以降誌名は『JUNE』に定着。これが所謂「大JUNE」と
通称されるもの。

1979年4月1日
『JUNE』(『comicJUN』)通巻 4 号刊行
編集後記にて誌名変更の理由が明かされる。
《株式会社ジュンの商標と混同される恐れがあった為》
との事。

1979 年 8 月
『JUNE』一時休刊【国立国会図書館雑誌検索にて確認
可能】

1979 年12月20日
同人誌『RAPPORI(らっぽり) やおい特集号』刊行。
(発行責任者:波津彬子)
収録された座談会(「らっぽり特別企画 やおい対談」)
にてやおいの定義を冗談交じりに話し合う。現行の原
義『山なし落ちなし意味なし』はここから由来するも
のか?
なお座談会中には遡る事7年程前に既にこの定義に基づ
いた掌編が成立していたとの証言もある。
【再録;「小説 JUNE」2001年3月号/通巻129号】

1980年10月5日
『ALLAN』(みのり書房・刊)創刊。
アニメ情報誌『OUT』増刊号としてスタート。
途中独立刊行化するも1984年6月・通巻22冊にて『JUN
-E』のライバル誌としての歴史を閉じる。

1981年5月25日
『ふぁんろーど』(ラポート・刊5号掲載「ふぁんろー
ど★くりにっく」にて回答文中に「ショタコン」の文
字が登場。(74ページ)
「ショタコン」の初出。

1981年10月5日
『JUNE』、『劇画ジャンプ』増刊として復刊。
以降『JUNE』ブランドは現在まで形式を変えつつも継続。

1987年1月24 日
別冊COMIC BOX1『つばさ百貨店』(ふゅーじょんぷろ
だくと・刊)刊行
現在の二次創作ジャンル別アンソロジーの祖であると
思われる。A5 より幅が狭いムック形態。

1987年7月1日
別冊コミックボックス3『つばさ五段活用』―つばさ同
人誌傑作アンソロジー―(ふゅーじょんぷろだくと・
刊)刊行。
こう言う内容の刊行物に『アンソロジー』と冠した祖
と思われる。A5より幅が狭いムック形態。

1988年3月
青磁ビブロス創業。
(1997 年にビブロスに社名変更→2006 年に倒産後リ
ブレ出版として再生)

1988年4月20日
FRESH PACKS『メイドイン★星矢』―星矢同人アンソロ
ジー―(青磁ビブロス・刊)刊行。
青磁ビブロス(後ビブロス→リブレ出版)創業間もな
い頃の仕事。
この時点でカバー付A5版・ISBN付と言うアンソロジー
の流通形態が整う。

1988年11月
この界隈初の音声メディアと言えるカセットJUNEの創
刊。「鼓ヶ淵」(三田菱子原作)が第一号。
往時大JUNEでも作品を描いていた中田雅喜がエッセイ
漫画「ももいろ日記」の一編に作品視聴所感を描き残
している。
(所収:「ももいろ日記 下」ユック舎・批評社/
1991.1.10 初版、71~74 頁)

1991年1月1日
コミックマーケット第2代代表・米沢嘉博が『現代用語
の基礎知識1990』(自由国民社)掲載「マンガ文化用
語の解説」文中で《やおい》を独立項目として解説。
“ヤマなしオチなしイミなしの略であり、ショタコン
と少年愛路線(JUNE派)が結びついて生まれたもの”
とほぼ断定。この基本定義は2002年版で米沢が解説員
を退くまで変化せず。

1991年12月10日
『イマージュ』(白夜書房・刊)創刊。
キャッチコピーに“BOY'S LOVE COMIC”と冠する。
「ボーイズラブ」と言う言葉の初出であると考えられ
る。
考案者は編集プロダクション『すたんだっぷ』代表・
荒木立子(白城るた)とされている。
【2004年8月、漫画家の河内実加が自身のWEB日記で
『“ボーイズラブ”はあらきりつこ(荒木立子)が命
名したもの』(大意)と言及。
MacaMica-まかみか Mika Kawachi's Talking
http://www.asahi-net.or.jp/~rj4m-kwc/
DIARY→OLD→2004 年 8 月→6 日付記事】
ただし現在の定義そのものではなく「耽美」或いは
「JUNE」の置換語と認識されていた節がある。
また同日、勁文社より神崎春子の小説『瞳に星降る』
が“耽美小説 SERIES”の初回配本として刊行される。
この傾向の商業区分としての《耽美小説》はここに始
まったものと思われる。
このシリーズはハードカバーであったが新書版の大き
さであり一段組であった。現行のBLノベルス版版組の
原型になったのでは無いかと思われる。

1994年3月1日
雑誌『Charade』(二見書房・刊)創刊。
キャッチフレーズは“BOYS' LOVE for GIRLS”。
白夜書房以外で「ボーイズラブ」と言う言葉を使った
嚆矢となる。
定義は明示されていないが現行にかなり近いものであ
ると考えられる。

1994年8月1日
マンガ情報誌『ぱふ』(雑草社)8月号にて特集。
「創刊ラッシュで戦国時代突入―『BOYS LOVE MAGAZI
-NE』完全攻略マニュアル」が組まれる。
(52~60ページ)
『ボーイズラブ』と言う言葉の伝播に一役買った特集
では無いかと思われる。

1997年4月
青磁ビブロス、ビブロスに社名変更。

1997年9月15 日
『b-Boy Zips』(ビブロス・刊)4号にて読者投稿の
一節に「BOY'S LOVE」と記される。(271 ページ)
ビブロスの刊行物に「ボーイズラブ」と掲載された最
初であると思われる。

1999年8月11日
ネット上で「腐女子」の使用目撃例が報告される。
【日記・Diary:1999.08 まで(赤穂 昭太郎 / Shota
-ro Akaho)
http://www.geocities.jp/shotaro_akaho/diaryj-199908.html
腐女子関係の最古のネット記録と思われる。
同時にこれは出典を明記できる現存最古の記録である
とも思われる。

【以下続】

〇●○

此度はこれにてとりあえず筆を擱かせて戴きます。こ
の後半は次々号・第弐拾参回掲載となります。
では次号配信まで、御機嫌宜しゅう。

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以上出典:
ボーイズラブ事象回顧年表:20121024版
http://xqo.ooh.jp/cc/by-sa/BLchronicle_20121024.pdf
http://bllogia.wordpress.com/2012/10/23/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%A9%E3%83%96%E5%9B%9E%E9%A1%A7%E5%B9%B4%E8%A1%A8%EF%BC%8820121024%E7%89%88%EF%BC%89/

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以下喧伝です。

ニコニコ生放送「BL夜伽ラヂオ」
http://com.nicovideo.jp/community/co1391827
2012年1月5日(木)21時(午後9時)より開始。
毎週水曜日19時開始の30分から1時間の枠で毎週一人の
作家さんについてあれこれ思い出語りをさせて戴きま
す。通年で50人を取り上げる予定です。
詳細は上記ニコニコミュニティまで。
出演:黒猫ゆーすけ+ぶどううり・くすこ(筆者)
5/23配信時より配信予定が毎週木曜21時開始から毎週
水曜19時開始に変更されております。
只今は配信に暫しお休みを戴いております。
過去放送に関しては大方記録動画として再録しており
ます。何かのお肴にして戴ければ幸いです。

お時間があれば、よろしくお願い致します。

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以下2011年6月10日配信号より継続の事務連絡にて。

配信スタンドが5箇所から4箇所となりました。
これは1箇所の運営形状変更に伴うものです。

また、website『仇花の記憶』が移転致しました。
これはCOOLサーバ運営終了に伴うものです。

以上、奥付の通りよろしくお願い致します。

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仇花の記憶~ショタやおい雑話~
第九巻弐拾壱回 2012.11.10発行

文責:葡萄瓜XQO(ぶどううり・くすこ)
http://xqo.ooh.jp/mag/
mail:xqo_gm@yahoo.co.jp
連動BLOG「ショタやおい雑記」
http://xqosy.seesaa.net/

このメールマガジンは
melma! 
http://www.melma.com/backnumber_90840/

Mailux
http://www.mailux.com/mm_dsp.php?mm_id=MM3FAB47D02D533

おしらせメールサービス
http://www.marine.ne.jp/mm/user.asp?id=75297

まぐまぐ
http://www.mag2.com/m/0000270330.html

のシステムを利用して発行させて戴いています。

ご意見ご質問等は上掲メール宛、若しくはサイト内
設置メールフォームよりよろしくお願い致します。
http://xqo.ooh.jp/mag/form/

バックナンバーはサイト内及び各配信スタンドにて
公開しております。
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posted by 葡萄瓜XQO at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | バックナンバーより | 更新情報をチェックする
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