2004年04月28日

ショートアイズ、何処より

資料確認をしている際に『現代用語の基礎知識』1997年版、99年版
及び2000年版の「ショタコン」についての説明部分のコピーが出て
参りましたので、ふと見入ってしまいました。
ご存知の方はご存知かと思いますが、99年版の説明では『ショート
アイズ・コンプレックス』と言う語源の異説が初めて登場している
のです。2000年版はその踏襲です。それ以前には『現代用語の基礎
知識』にはショートアイズのショの字もSの字も出ておりませんで
した。97年版でショタコンが独立項目化した際には『ロリコンの逆
パターン』的な説明をされておりましたし。
で、気になってネット上を検索してみると…まだまだショートアイズ
語源説にしがみついておられる方が居らっしゃると見受けられます。
ショートアイズが本当に語源だというならば、『現代用語の基礎知
識』以外の出典を何卒明確にして戴きたいものです。
因みに、『現代用語の基礎知識』上に俗語としての「ショートアイ
ズ」の説明は載っておりませんでした。筆者が1985年以降2004年
迄発行された同書を参照した限りでは。

そこで、ふとこの『現代用語の基礎知識』にショートアイズ云々の
説明が掲載された年に着目をしてみます。
99年版と2000年版。同書は前年度末に発行されますから、この二号
が編纂されたのは98年及び99年です。
この「年」でピンと来る方もいらっしゃるかも知れません。
98年には『児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保
護等に関する法律 』(通称児ポ法)が発案され、99年には同法が
制定され、施行されております。
筆者はふと年代に思い至って、今更ながらに年代を確認した訳です
が…これは、本当に偶然でしょうか?
偶然だと信じたいですけどね。事典の項目一つで世間を変える、な
んていうのは小説やマンガの中でこそ可能な御都合主義な虚構でし
ょうし。2001年版以降ショタコンが独立項目化していないのも多分
偶然でしょう。偶然の筈です、多分。

本当に、ショートアイズ説は何処から発生したんでしょうね。俗語
辞典でも見当がつきませんし。唯一繋がりがありそうなのは戯曲
『ShortEyes』程度でしょうか。
→関連:映画『PINERO』公式サイト(原作者の人生を映画化)
ここからのこじ付けで考え出したにしては、説明が矛盾する様な
気が致しますが。
因みにこの戯曲、日本では文学座が1980年に初演した模様です。
5年目の邦訳上演、で御座いますか。
→参照:文学座ホームページ  

ここまでしつこく調べるのは、業で御座いましょうね(苦笑)
又折に触れて書くかして、追補に努めると致しましょう。

→追加参照URL 
ミゲル“マイキー”ピニュイロを知っていますか?

現代用語の基礎知識 1997

自由国民社 (1997.1)
この本は現在お取り扱いできません。


現代用語の基礎知識 1999

自由国民社 (1999.1)
この本は現在お取り扱いできません。


現代用語の基礎知識 2000

自由国民社 (2000.1)
この本は現在お取り扱いできません。


追記参照URL
児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び
児童の保護に関する法律トップページ


※志向の公正を期する為にここのみ参照に提示します。ミナミリョウ (2004/06/19 21:06:29)
トラバありがとうございます。この言葉って、辞書に
載ってないのは何故なんでしょうね・・・ロリコンは
載っているのだがなぁ。真実は闇の中。

xqo (2004/06/20 01:06:45)
こちらもトラバ有難うございます。ロリコンは学術用
語なんですが、ショタコンはおたく用語と言う括りに
なるんですね。だからいまだに辞書に載っていないの
かも知れません。
posted by 葡萄瓜XQO at 18:51| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 語源資料 | 更新情報をチェックする
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