2005年06月16日

久々

メールマガジン第二巻弐拾回分原稿着手

源氏物語 第1巻
〔紫式部著〕 / 玉上 琢弥訳注
角川書店 (1979)
通常2-3日以内に発送します。

角川日本古典文庫/94.4.20第四十版

一寸でも目新しい描写があると観るとつい
手に取ってしまうのは悪い癖でしょうか、
業でしょうか。

他の訳に比べると変にモダンさを目指した
様な感じですね。
小君と源氏の関係も匂わせてはありますが、
どことなく帳の向こうの出来事の様な感が
あります。
……妄想抜きで読んだとしても、少し違和感の
ある『源氏』ですね。
posted by 葡萄瓜XQO at 19:35| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 光源氏と小君 | 更新情報をチェックする

2004年07月14日

さりげなく

マンガ日本の古典 3

中央公論社 (1996.4)
通常2-3日以内に発送します。


マンガ日本の古典 3

中央公論新社 (1999.7)
通常2-3日以内に発送します。


この作品に関しては何と言いますか、侮っていた
訳なのですよ。砕けた調子の古典の料理法とは言え、
あくまでも教育と言う観点が重きにおいてある
叢書の一冊な訳ですから、稚児愛的な匂いというか
気配はさり気無く回避してあるのだろうなと。
……葡萄瓜XQO、まだまだ未熟な様でございます。
只一コマの描写で、「ああ、そう言う事もあったのか」と
さらりと読めてしまえる所は流石に匠の技です。
帚木の段末尾に該当のコマが見つかりましょう。
御覧になった方は静かに微笑んで下さいまし。

そして原典は、装丁と年輪の重さに惹かれて以下の
一冊を買い求めました。やはり筆者はどう転んでも
道楽者の様です。

源氏物語 第一 日本古典全集
與謝野寛・正宗敦夫・與謝野晶子:編纂校訂
日本古典全集刊行会/25.10.25初版
posted by 葡萄瓜XQO at 14:28| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 光源氏と小君 | 更新情報をチェックする

2004年06月03日

一段落

とりあえず源氏物語訳文の世界放浪は一段落させたいと思います。
御蔭様で一応の目処はつきました。各訳の簡略な雑感については
6/10配信分にて披露させて戴く予定です。

少年少女古典文学館 5

講談社 (1992.12)
通常2-3日以内に発送します。


メールマガジン原稿、緩やかに進行中です。
posted by 葡萄瓜XQO at 16:28| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 光源氏と小君 | 更新情報をチェックする

2004年05月25日

隠すも隠さぬも

図書館の書架を観て、思わぬ失念に愕然としました。
源氏物語を探すのに村山リウさんの事を失念していたとは。
源氏物語関係の本だけで運営されている図書館の幻が一瞬
見えて、呆然と致しました。棲み付きたいと不意に思った
のは悪魔の囁きだったのでしょうか?

講談社学術文庫『源氏物語』(一)(今泉忠義:訳)の源氏は
かなりラフな口ぶり…年相応と言えばそうなのやも知れません。
当時源氏は17歳。今で言えば高校二年OR三年。こういう事を
あからさまに言ってはなんですが、性への衝動抑え難き年頃
で有りましょう。対する小君十二歳OR十三歳。中学生に上がり
たて辺りのお年頃ですからそろそろそう言う興味が芽生え出す
頃です。その辺りを上手く表現したのが今回漫画による訳と
解釈を試みた江川達也氏。なんと言うか実に年相応な源氏が
描かれています。少なくとも今回拝見した『空蝉』の巻では。

源氏物語では、源氏の老い行く様も描かれます。
江川源氏は果たしてその老残を、どう描いてゆくのでしょうか?
かつて、NHK教育でやった番組を元にして鳥羽笙子女史が描いた
版では、一コマの源氏の表情にその老残が凝縮されていて、頁を
捲る手がふっと止まってしまった記憶があります。
鳥羽女史はいわばやおいから出てきたお方。それ故余計に吃驚
したのやも知れません。
原典の言葉に、否応無しの厚みを加えた表情でありました。

現代語訳、そして漫画化。
いずれも原典から出発し、原典の行間を読み解いて作り出す
ものでございましょう。行間の闇に光を当てる当てないは、
筆を揮う方の技量の験され所なのであろうと思います。

源氏物語 1
源氏物語 1
posted with 簡単リンクくん at 2005.11.22
〔紫式部著〕 / 今泉 忠義〔訳〕
講談社 (1979)
この本は現在お取り扱いできません。


源氏物語 第3巻
紫式部原作 / 江川 達也漫画
集英社 (2003.5)
通常24時間以内に発送します。


源氏物語 上巻
村山 リウ著
創元社 (1987.2)
通常2-3日以内に発送します。


源氏物語
源氏物語
posted with 簡単リンクくん at 2005.11.22
紫式部原作 / 鳥羽 笙子著
角川書店 (1994)
この本は現在お取り扱いできません。

NHKまんがで読む古典 1

※5/26追記
鳥羽源氏の現物を確認したのですが、該当する
コマは出てきておりませんでした。
他の方が同じ様な時期に漫画化されたものと
混同して記憶してしまった様子です。
該当作品が見つかりましたら又追って紹介させて戴きます。
posted by 葡萄瓜XQO at 18:28| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 光源氏と小君 | 更新情報をチェックする

2004年05月24日

味わい比べ

さて、源氏物語の読み比べは続いております。
付箋貼りついでにざっと読み流しをしていて思うのですが、
何とも贅沢な事をさせて戴いているものです。
普通、世間では余程好きな方でない限り「源氏物語を読む」と
いえばダイジェスト版をざっと走り読むか原典を摘み読み
する程度であろうと拝察します。斯く言う筆者が恥ずかし
ながらそうでしたから。
処が、いざ読み比べてみると同じ原文から派生した物語で
あるのに、この個性の競演はどうした事で御座いましょう。
これ程贅沢な読み比べと言うのは、多分無いでしょう。
今日は與謝野源氏・谷崎源氏・瀬戸内源氏を入手致しました。
瀬戸内源氏に至っては二種類あり、更に関連対談集も手元に
御座います。瀬戸内源氏は後一種類児童書扱いのものが存在
するとの事。また、田辺源氏も後一種読むべきものがありそう
です。丸谷才一さんにも関連著書が有るそうですので、
そちらも出来れば目を通したく。
該当する段の訳部分だけを集めて「THE小君」なんてアンソロ
ジーを編む事も出来そうな数ですね。版権の関係でかなり
しがらみは生まれそうですが。
各訳の比較対照を考えるだけでも一文は確実に書けそうです。

わかれば『源氏』はおもしろい
瀬戸内 寂聴〔著〕
講談社 (2001.12)
通常2-3日以内に発送します。


全訳源氏物語 上巻
〔紫式部著〕 / 与謝野 晶子訳
角川書店 (1998.5)
通常2-3日以内に発送します。


潤一郎訳 源氏物語 巻一
谷崎潤一郎:訳/中公文庫/87.8.25第二十七版
ISBN 4-12-200001-7


女人源氏物語 第1巻
瀬戸内 寂聴著
集英社 (1992.9)
通常2-3日以内に発送します。


源氏物語 1
源氏物語 1
posted with 簡単リンクくん at 2005.11.22
紫式部〔著〕 / 瀬戸内 寂聴訳
講談社 (2001.9)
通常2-3日以内に発送します。
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2004年05月22日

光の君の迷宮

本日のお題について題目でもうお判りの方もいらっしゃるでしょう。
『源氏物語』帚木~空蝉の段に於ける光源氏と小君の関係であります。

全く以って無知蒙昧でお恥ずかしいのですが、光源氏(当時17歳)と
小君(当時12歳頃?)の関係が同性愛と言う事で取り沙汰され出した
のは橋本治氏の『窯変 源氏物語』(以下『橋本源氏』)が世に出て
からであると筆者は思い込んでいたのですね。
凡例:以下現代語訳については『(訳者苗字)源氏』と文中於記載。

所が如何して。筆者が無知であるだけで既にそう言う指摘は有った様
です。確認の為に手許の『本朝男色考』(岩田準一:著)を観た所、
第三章「平安時代の男色」第一節「伊勢物語前後」に二人の関係に
ついての指摘がしかと載っておりました。当該記事が雑誌に掲載
されていたのは昭和5年ですね。
実際の所、ある方のBLOGのコメントにて示唆が無ければ、多分この
件については『そう言う事もあるのね』で通り過ぎていたでしょう。
一応源氏物語の粗筋は知ってはいるものの、迷宮に踏み入る勇気が
無かったものですから。

そう。迷宮です。
少なくとも筆者が知る限りでは現代語訳『源氏物語』は6種有った筈
です。與謝野晶子・谷崎潤一郎・円地文子・田辺聖子・瀬戸内寂聴、
そして橋本治の各氏の訳が。
二人の男色関係がクローズアップされたのは橋本源氏文中に於いて
ですが、それはもしかしたら橋本氏が余計に思い入れを以って訳文を
描写したのかも知れません。他の各氏の『源氏』ではあっさりした
描写であると言う可能性もあるのです。また現代語訳を比較するので
あれば当然原典も参照すべきでありましょう。
更に往時何色がどう受け止められていたかを考える事も出来ましょう。
物語中の本の一段余りの事ではありますが。

で、結局の所今筆者の手元には橋本源氏・円地源氏・田辺源氏の
それぞれ一巻目が御座います。そして今とりあえず小君登場の部分に
付箋を貼り終えた所です。あと手元に置くべきは与謝野源氏・谷崎
源氏・瀬戸内源氏と原典ですね。この辺りは図書館で当たるも良し
でありましょう。
ざっと読み比べた所、大筋の部分に相違は無いようです。
ただ、扇情的な関係描写となりますと橋本源氏が頭一つ上の様な
感じは致します。こうなってくると読み比べが実に愉しみです。
示唆を戴きました某ショタ絵師様に深く感謝致します。
詳しき報告は改めまして又後日。

本朝男色考 男色文献書志
岩田 準一著
原書房 (2002.4)
通常2-3日以内に発送します。


源氏物語 巻1
紫式部〔著〕 / 円地 文子訳
新潮社 (1981)
この本は現在お取り扱いできません。


窯変源氏物語 1
橋本 治著
中央公論社 (1995.11)
この本は現在お取り扱いできません。


新源氏物語 上
田辺 聖子著
新潮社 (1984.5)
通常2-3日以内に発送します。
posted by 葡萄瓜XQO at 19:07| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 光源氏と小君 | 更新情報をチェックする